NEWS

2023.05.24

INFO

不屈のリョウン

「コッソンビ熱愛史」のカン・サンとリョウンは予測のできないカラー、折れない心で駆け抜けた。満たされていく不屈の時間たち。

不屈のリョウン

不屈のリョウン

不屈のリョウン


Q:撮影中もスタッフのちょっとしたリアクションにも身の置き場がなさそうですが、元々恥ずかしがりやなんですか?
A:はい。想像できないでしょうけれど。そのせいでデビュー初期は大変でした。オーディションも緊張しすぎたせいで落ちることが多かったんです。セリフが書いている紙を持っても手がガタガタ震えるくらいでした。



Q:今は平気ですか?
A:作品をたくさん経験したおかげで撮影場所では平気になったんですが、グラビア撮影やインタビューはまだあまり経験がなくてドキドキします。



Q:自然に平気になりましたか?
A:経験が増えて慣れたのもあると思いますが、克服しようと努力しました。YouTubeで「緊張しない方法」を調べたり、一日も欠かさず瞑想をしました。最近は緊張したら緊張しよう。「私はまだ始めてから時間も経っていないのだから、緊張するのは当たり前だ」と考えます。他人のことを考えると余計に緊張してしまう気がするので。



Q:生まれ持った思いを乗り越えてでも俳優をしたかった理由はありますか? A:中学校3年生から高校1年生になる頃でした。叔母がミュージカル「キャッツ」を観に連れて行ってくれました。来韓公演だったんですが、「感激」という一言では簡単に表せないほどでした。俳優という仕事には全く関心がなかったんですが、その日から完全に魅了されました。隣の家に住んでいた友人が演技学校に通うんだと両親にねだりました。そうやって自然に入試の準備もして進学もしました。



Q:刹那の経験が人生を変えたんですね。この仕事をするにあたって一番楽しいことは何ですか?
A:想像もできないキャラクターの人生を生きることができる点です。その人になるために分析をする過程も楽しいです。最近は撮影現場でも色んな楽しみを探そうと努力しています。



Q:初主演となったドラマ「コッソンビ熱愛史」の現場はいかがでしたか?
A:責任感が重く負担もありました。「私がうまくできるのだろうか?」という自問自答も多かったです。今回は緊張感を動力に適応できたと思います。



Q:時代劇は初体験でしたね。時代劇の撮影現場での楽しいことと残念なことを選ぶなら?
A:夏に撮影が始まって冬に終わりました。本当に暑くて寒い現場でした。残念なことを選ぶならそのつらさ。楽しいことは環境のおかげでのめり込めたことです。韓服を着てセットにいると歩き方から話し方まで変わります。全国各地の綺麗なものをたくさん見られたのも良かったです。



Q:ロケ地で一番良かったところはどこですか?
A:二花院の背景になった青松松韶古宅です。初撮影の場所でもあり、一番長い時間を過ごした場所なのでより特別な感情があるのですが本当にきれいです。ぜひ行ってみてください!



Q:撮影陣みんなが同年代なので雰囲気も溌剌としていたと思いますが、相性はどうでしたか?
A:二花院四人組の中で、ゴンジュ(チョン・ユハ役)ヒョンがお父さん役です。フニ(キム・シヨル役)ヒョンがお母さん、イェウン(ユン・ダノ役)が妹の時もあればお姉さんのように見えるときもあります。私は多分息子1くらい?



Q:熾烈な時間を共にしたカン・サンに別れを告げるときはどんな気持ちでしたか?
A:お疲れ様!情勢はユハがちゃんと見てくれるからダノと一緒に暮らしな。子供も育てて、幸せに仲睦まじく過ごして。



Q:ウェブドラマ6編をはじめとする50部作、そして時代劇まで。多様な作品を経験されましたね。現場にうまく適応する方法はありますか?
A:可能なら助監督さんに撮影回次を増やしてもらえるようお願いします。現場で試行錯誤してこそ適応できるからです。全部に呼んでいただいたって構いません。



Q:身体は大変かもしれませんが、直接ぶつかってみるということですか?
A:現場が楽になると固まっていた身体もほぐれます。そうなってこそ準備していたものも思いっきりできて、時にはより豊富に試すこともできると思います。ちょっとでも休んだら勘を逃すかもしれないですし。



Q:賢く働く方法を悟ったんですね。契機はありましたか?
A:ドラマ「チジルの歴史(原題)」からだったと思います。キム・ソンフン監督とたくさん話しました。待機の時も車にいるのではなく、現場にいました。その時からうまくやらなきゃいけないという圧迫感と緊張感から解放されたと思います。

不屈のリョウン

不屈のリョウン

不屈のリョウン


Q;俳優になるために晋州からひとり、上京されましたね。この世界に足を踏み入れる過程は険しくなかったですか?
A:ありがたいことにこの世界に足を踏み入れるのは難しくなかったのですが、作品の壁が高かったです。酷いと思いたかったくらいでした。晋州から大学に進学するときまでと努力をすれば結果は裏切りませんでした。



Q:混乱の時期が長かった?
A:昨年までは本当につらかったです。オーディションに行けばかっこよくて、背が高くて、この年でこれほどまでに演技が上手いの?と思う子が多かったんです。私に才能がないのか?諦めて実家に帰ろうとした時もありました。



Q:その時期を乗り越えられた理由は?
A:会社の社員さんたちです。喧嘩もたくさんしました。熱心に応援してくださるのに結果が良くなくてやる気がなくなりました。世界が悪く見えて、無理に私を悩ませているように感じられました。この時期を過ごしながら諦めずに続けようと誓いました。これから進む日々がいいことばかりではないと分かっています。様々な試練が立ちはだかると思いますが、そのたびに諦めず心をしっかり持とう。与えられていることは当たり前だと思わない。



Q:作品がない時期はどうやって耐えていますか?
A:二か月近く誰にも会わず、書店に行って本ばかり読んで行先もなく歩きます。ひたすら歩くんです。長漢坪駅から南漢山城まで往復9時間歩いたこともあります。そうして歩きながらいろんなことを考えます。



Q:そういった考え事の後に残るものは何かありますか?
A:自分を客観的に見ることができるようになりました。目を背けていたことを直視できるようになりました。



Q:最近も歩きますか?
A:もちろんです。運動の目的でですが。家でじっとしているのもいいんですが、うんざりしてしまうタイプなので。ウォーキングを始めてから気運も良くなったので、また試してみようという気持ちで外に出るときもあります。



Q:お守りみたいな感じですね。リョウンさんのように悩みごとのある人におすすめのソウルのウォーキングコースをお勧めしていただけますか?
A:長漢坪から出発して恵化洞に行く道もいいです。駱山公園や南山ソウルタワーまで行くのもおすすめですよ。南山は往復3時間、駱山公園は4、5時間かかります。



Q:最近頭の中をいっぱいにしている考えは何ですか?
A:「輝くウォーターメロン(原題)」です。あるシーンを撮影中なのですが、見せなければならないことが多いです。聴覚障がい者の家族の中で唯一の健常者(CODA)の少年なんですが、天才ギタリストなんです。手話、ギター、歌、すべてをうまくやらなければならず、任務重大です。今月ギターの演奏シーンがあるので心配です。時間をどう割けば十分に練習できるか考えています。



Q:バラエティーに出る考えはありますか?
A:「食客ホ・ヨンマンの定食紀行」に出演してみたいです。食べ物の話をするのが好きなので。



Q:ホ・ヨンマン先生とどんなお話をしてみたいですか?
A:僕の知っているおいしいお店を紹介して、尊敬する美食家から認めてもらいたいですね。おいしいお店の基準も伺ってみたいです。普段どんなお店が美味しそうだ。似たようなおいしいお店がどこにあるというお話がいいですね。



Q:さすが美食家の多い晋州出身らしい答えですね。ソウルフードはありますか?
A:たくさんあるんですが、まず食べられないものがないんです。今日はスンデクッパにします。一番好きなのは순대야 족발 먹자というお店のミニ豚足とスンデクッパのセットです。撮影がないときはソジュも飲みます。「コッソンビ熱愛史」で全国色々回りながらスタッフさんに「カン・サンが連れて行ってくれる場所は本当においしい」と言ってもらいました。



Q:俳優としてこれだけはやりたいということはありますか?
A:演劇の舞台です。2時間近く緊張感をもって劇を進めていくという経験がしてみたいです。公演のために練習量もたくさん必要だと思います。そんな時間が僕を成長させてくれるのではないでしょうか?一度は挑戦してみたいですね。



Q:最近は友達とどんなお話をされますか?
A:大体が大学の友人なんですが、あまりにも顔を合わせるので今はする話もありません。私たちが面白い映像を探して観るのが好きなんです。最近はYouTubeの""Psick Univ""を観て真似をしながら遊んでます。お互いモノマネの評価をしながらボーリングをしたり。



Q:意外ですね。自信のあるモノマネはありますか?
A:クォン・ヒョクス先輩が真似するイ・ギョンヨン先輩のモノマネです。「良かった!」



写真:allure
出処:allure