『輝くウォーターメロン~僕らをつなぐ恋うた~』でリョウンは、台本を読んだ時から涙があふれた作品だった、うまく仕上げることができて嬉しいと話した。11月14日に最終回を迎えたtvN月火ドラマ『輝くウォーターメロン~僕らをつなぐ恋うた~』(脚本チン・スワン/演出ソン・ジョンヒョン)でリョウンは聴覚障害のある両親のもとに生まれた唯一の健聴者であるCODAであり、昼は模範生、夜はバンドのギタリストとして生活するハ・ウンギョル役を演じドラマをリードした。
過去に時間旅行し、両親と出会うことになる'タイムスリップ'ジャンルであるこのドラマでリョウンは、運命を変えようとする切迫した感情と'同年代'の父親と本当の友達になっていく愉快な瞬間たちを描いた。様々な感情を行き来しながら、視聴者を笑わせ泣かせたリョウン。彼は『輝くウォーターメロン~僕らをつなぐ恋うた~』の台本を読んだ時から涙があふれたとし、容易ではない設定を演じるために「自分を入れ替えた作品」と振り返った。
『コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密』に続き、『輝くウォーターメロン~僕らをつなぐ恋うた~』で主演俳優に成長したリョウンは、これから様々な役割を演じることができる俳優になりたいと語った。
-作品を終えた感想は?
▶ 台本が出ると俳優達だけでリーディングをするのですが、毎回本当に涙が出て、言葉が出なくて後ろのページが全部濡れていた記憶がある。自然に没頭できた。涙をこらえるのが難しいときがあった。最高の結末だと思う。(ウンギョルが)青春を返してもらった感じだ。青春を後回しにしていたが、様々な経験を通して本来の年齢に戻ったような感じだ。
-『輝くウォーターメロン~僕らをつなぐ恋うた~』はどうやって出会った作品か?
▶ キャスティングの提案を受け台本を読んだが、1~2話を読みながら涙があふれるほどだった。とてもやりたい作品だった。作家さんも素晴らしい方だし、俳優として欲が出たが怖くもあった。準備することがとても多かった。上手にできなければドラマの没入の邪魔になるかもしれない。僕を信じて最大限の準備をしようとした。
-現在と過去を行き来しながら、ガラッと変わる感情線を表現するのが容易ではなかったと思う。
▶ 自然にできたと思う。シーンの重みが違った。(現在は)もっと慎重で落ち着いているしかなかった。過去に行き、同年代の友達と出会いながら自然と明るくなったと思うし、悲しかったり腹も立ったり、自然に流れに任せて台本に集中して演じようとした。
-ウンギョルはどんな子だと思うか。自身と比較すると。
▶ 18歳だが、情熱的で責任感が強い子だ。僕の18歳の時と比較すると、さらにすごい子だ。似ているのは情熱的なところだ。何か一つを好きになったら、それを深く追及するタイプだ。
-2話で父親(チェ・ウォニョン)に「僕は通訳者でもないし火災警報器でもない、僕は僕だ」と言っていたシーンが強烈だった。
▶ 一番記憶に残っているシーンだ。台本を見て、車の中で泣いたというシーンがそれだった。涙が止まらなかった。実際に18歳の少年と父親が交わすような会話ではないか。ウンギョルのほうが感情的だったと思う。18歳なのにいつも大人びていて、責任感を持って暮らしていた子が、初めて18歳らしく見せるシーンだ。
-そのシーンを見てこのドラマに深くはまった。様々な好評を受けたと思うが。
▶ 監督が「よくやった」と言ってくれた。初のテイクシーンだった。練習もそんなに出来ずに入った撮影だった。悲しい感情がこみ上げているので、すぐに撮りたいと話した。(チェ・ウォニョンを)見るだけで悲しかった。リハーサルもやっとだった。
-視聴者の反応は実感したか。
▶ 元々反応は見ない方だ。影響を受けそうであまり見ないのだが、周りで良い評価が多いという話をしてくれるのでありがたい。それが原動力になる。作品を長く撮っていると途中で疲れる時もあるが、(好評が)力になった。
-手話など習わなければならないことが多かっただろう。
▶ ウンギョルは手話が自分の言葉のように上手な子だ。これを上手にできないとウンギョルではないのではないか。なので、寝る前まで練習し、生活の一部にした。CODAに対してたくさん調べたが、とても責任感を感じるそうだ。それも慣れようとした。
-ボーカル、楽器も習わなければならなかっただろう。
▶ ウンギョルは音楽に天性の才能を持っている子なので、ギターを本当に上手に弾けなければならなかった。ただ弾くだけでも難しいのにすごく上手に弾かないといけないから、ベテランたちのフォームが自然に見えるように練習した。元々僕は、楽器はピアノだけ弾くことができる。ギターは子供の頃に父親のギターを触った程度だ。今回の作品を撮影しながら、ベースを習ってみたかった。
<【インタビュー】➁に続く>
出処:
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